デッド・オア・リベンジ(原題:Landmine Goes Click)評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

デッド・オア・リベンジ(原題:Landmine Goes Click)評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

デッド・オア・リベンジ(2015年ジョージア)
監督: レヴァン・バキア
キャスト:
スターリング・ナイト
スペンサー・ロック
ディーン・ガイヤー
コート・トロダーヴァ

スペンサー・ロックが怯えているときの表情や演技力はとてもリアリティがあり、芝居とは分かっていても、そのシリアスな状況を体感できる。悪役のイリアも「悪の顔と良きパパの顔」の二面性をもっており、その意外性がまた映画をグッと興味深いものしています。

レヴァン・バキア

スターリング・ナイト

スペンサー・ロック

ディーン・ガイヤー

コート・トロダーヴァ

足元には地雷、目の前には助けようとしているのか、あるいは何かを企んでいるのか分からない中年男、悲劇は地雷だけではなかった「デッド・オア・リベンジ」

bandicam-2016-10-14-05-02-56-873Source of photo : imdb.com

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アメリカからジョージアへトレッキングにやってきた3人組の男女。女ひとり男ふたり。

山の麓で記念撮影をしようとした3人は、足元にある地雷の存在に気づく。3人組のひとり(クリス)の足元には、なんとグルジア戦争のときに埋められた地雷があったというわけだ。
「足を離せば地雷は爆発する」
映画の中ではそうのように表現されています。自分は地雷のことなど、当然ながらなにも詳しくないので、この「踏んだ足を離せば、直ちに地雷が爆発してしまう」というのは、ちょっと意外であり、大体地雷って踏んだら爆発するものであって、足を離したら爆発するようなものなのか?と些か疑問だったが… でもそんなことはどうでもいい。

とにかく、この極地に追いこまれたひとりの男性(クリス)、身動きがまったく取れない状態にある中、幸いにもひとりの男性が現れる。それが超変態男(イリア)という男。この男、腹はだらしなくもでっぱり、髭もじゃ、おまけに頭頂部は完全に禿という、典型的な女にまったく女に相手にされないタイプの、しょーもない ” おっさん ” だ。この手の映画に出来る加害者役(悪役)如何にも人相の悪い、外国のチンピラみたいな男が演じているのが多いが、この映画での悪役は、その辺にでも転がっていそうな、ある意味 ” 普通のおっさん ” だ。 だから逆にリアリティがある。こんな事〇が実際に、海外では頻繁にありそうだし、その犯人もこんな感じの男っぽいことが多いような気がする。それよりもこの映画、このコンセプトに ” 地雷 ” を絡めたには非常にいいアイデアだ。

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動けないクリス、か弱い女性アリシアでは何もできない。もうこの怪しいおっさんにすがるしかないという運命

bandicam-2016-10-14-05-15-49-365Source of photo : imdb.com

アリシアとクリスは辺りには、誰もいないというこの状況下において、この小汚いおっさんの登場は、「地獄の中で神様が現れたようなものだ」..と言ってしまったら言い過ぎかもしれないが。
しかし、他に助けを求める人は誰もいない、こんな山の中でいるわけがない、このようなシチュエーションでは、映画でのお決まりパターン、携帯は電波は繋がらない、だから警察へ電話することもできないといわけだ。

当然クリスとアリシアはこの汚いおっさんに助けを求めるが、このおっさん(イリア)は、クリスが地雷でまったく動けないことをいいことに、ありとあらゆる要望をふたりに押し付けてくる。

それは現金でもないし、ふたりが持っているかもしれない金目のものでもない。このおっさんは非常にアホであり、尚且つ変態だ。クリスとアリシアの必死なお願いに応じようする仕草を見せながらも、その度になにかを要求してくる。それは変態極まりないもので、屈辱的なものだ。このイリアの要求は金でなかったのだ。もうご存知のとおりだが、このやり取りは映画の中では結構な時間が収録されています。

あなたはこのクリスとアリシア、そしてこの汚いおっさん、この3人のやり取りを長い時間未見ていたら、さぞかし汚いおっさん(イリア)のことを憎たらしくてしょうがないと思うことだろう。

だから、ここからがこの映画は面白い。憎たらしいという感情(ボルテージ)が上昇したとき、同時に「どうせ復讐するなら、この憎たらしい髭もじゃ男を徹底的にやってしまえ!」というボルテージを一気に上昇するはずだ。私はこの映画のこの部分にきて、この映画はとりあえず秀作ではあると確信しました。

 

この男(イリア)は、クリスを救出をするために、協力するような仕草は見せつつも、最後にはどんでもない暴挙へと出る。

bandicam-2016-10-14-05-13-55-346Source of photo : imdb.com

クリスの目の前で、この上ないほどの屈辱を受けたアリシア。心を傷つけられただけなく、顔にも大きな傷を負うことになる。この後、壮絶且つ、しかし少し虚しくもなる ” 復讐 ”が始まる。。

典型的な「リベンジ・復讐劇映画」..筆者は結構この手の映画が大好きなので、この映画「デッド・オア・リベンジ」は前々から見たいと思っていた映画です。

ネット上では「人には絶対おすすめできない映画」という意見や、「後味がとても悪い」という意見が多いようだが、そもそもこの手の映画は後味が悪くなるのは当然であり、むしろ「後味悪くて」ナンボの映画だ。
だから最初からそういう観点で見るべき映画。でもこの映画の制作国はヨーロッパのグルジアというだけあって、映画の暗さと終わり方は…やはりヨーロッパだ。さすが。

実際には後味が悪いと、皆が感じるような内容かと言えば、人によってはそうでもないと思うし、事実自分はそれほど後味悪いとは思わなかったです。

むしろ ”復讐劇 ”は案外スカッとするのではないでしょうか?

これは人それぞれのとらえ方だが… 確かにこの映画を普通のまともな女性が見たのなら、おそらく大半の女性は眉間に皺を寄せるだろうし、例え男性であっても人によっては途中で見るのが嫌になるのかもしれない。

しかし、そういった細かい部分を神経質に考えるならば、そもそもこのような映画は見るべきではないし、敢えて見る必要もない。

エンターテイメントのひとつである映画を楽しむ、という上であなたがこの映画のような被害を受けた人物が加害者である人物に ”やり返す ” という、つまり”復讐 ”というテーマに魅力を感じ、また大いに興味をあるのなら、それは それは この映画は是非見たほうがいいという結論になる。

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あなたはこんな悲惨な「復讐リベンジ映画/デッド・オア・リベンジ」に興味がありますか?

bandicam-2016-10-14-05-19-57-994Source of photo : imdb.com

もしあるのならこの映画「デッド・オア・リベンジ」は数多くある「リベンジ系映画」の中では、少なからずもお勧めできる一品です。

もちろんリベンジ系映画は、筆者は今までいくつも見てきたが、中にはつまならい駄作も存在します。この手の映画は加害者をどれだけ憎たらしく思い、且つ被害者女性を哀れに思うというふたつの感情のボルテージが同時に上昇しなければ、その映画の価値はないです。

胸の怒りが高鳴れば高鳴るほど、映画は面白くなります。これはリベンジ系映画に共通して言えることだが、このふたつは、どちらも不十分では駄目だ。

加害者の男を憎たらしくてしょうがないと感じなければ意味がないし、被害者女性が可哀想だと思わなれば意味がない。

同じくリベンジ系映画で筆者がお勧めしている映画で「アイ・スピッド・オン・ユア・グレイヴ」がある。

この映画もまさにこのふたつの感情の高鳴りを再現してくれる映画であり、とても秀作です。(注:因みにそれは第一作目のみの話です)

そしてこの映画「デッド・オア・リベンジ」この映画も映画半ば近くまで見たら、イリアへの怒りは抑えきれないものになるはず、(これは登場人物が…ではないですよ、あなたですよ)

そして最初から映画終盤にはあるだろうと、とういうかあるに決まっている復讐シーン。大いに期待していいです。しかしちょっと欲を言うなら難点がひとつ、「アイ・スピッド・・1作目」のときもそうだったが、この映画にしても、その復讐に切り替わる分部が、なんか ” 端折りすぎ ” という欠点がある。画面が一旦暗くなったと思ったら、結構な時間が経過しています。そして即座に復讐スタート。
おいおい、いつも思うが復讐に燃えて、決意・実行するまでのプロセス・過程をもっと見せてくれよ・・・と言いたくなる。なんでどの映画もこの部分を端折るんだろ。。。不思議だ、重要ポイントなのに。

しかしこの映画、今までの復讐リベンとは大きな違いが… ここがラストにちょっと虚しくなる点… つまり皆が言う「後味が悪い..」という点なのだろうけど。
是非実際に映画をご覧になり、あなたの目で確かめてください。

 

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