ラストターゲット 映画(原題: The American)ジョージ・ルクーニー主演サスペンス・アクション。

ラストターゲット 映画(原題: The American)ジョージ・ルクーニー主演サスペンス・アクション。
ラストターゲット(2010年 アメリカ・イギリス)
ストーリー STORY
マーティン・ブースのミステリー小説『暗闇の蝶』を元に作られた犯罪アクション映画。
プロの暗殺者「ジャック/エドワード」を演じるジョージ・クルーニー。ジャックは恋人イングリッドと雪原を散歩していた。しかしそのとき何者かに狙撃されそうになる。暗殺者のジャックには事前にカンが働きイングリッドの手を引いて、一度安全な場所に身を隠す、そして狙撃犯の姿を確認すると、2発の銃弾で相手を間一髪撃ち殺した。ジャックは恋人イングリッドも仲間の一味ではなかと思い、彼女も背後から射殺した。
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クールで物静かなジャック、しかし彼は、人を想う気持ちがあるが疑うことを決して忘れはしない。

プロの暗殺者ジャック。暗殺者などの人物はサスペンスアクション映画では、必ず言っていいほど出てくる。この物語りの「ジャック」もそうです。この映画での彼はその役柄上、洞察力や狙撃術、鍛えあげられた肉体。それは暗殺者としての必要条件を兼ね備えた男として映像では映っています。多くのこのような映画では、その人物はとてもエキサイティングなイメージをもっていますが、この映画でのジャック(ジョージ・クルーニー)はちょっと違います。常に寂し気な過去を引きずって生きているようなジャックは、自分の本質の奥底にある理性とは裏腹に、” プロの暗殺者 ” としての使命や宿命を貫き通すという姿が、とてもよく表されています。
ジャックはその使命を果たすために、暗黒の人生を選んだ。しかし、彼は表面上は暗闇の人間だが、その背後には暗殺者ジャックではなく、ひとりの男としてのジャックが眠っています。

彼は常に死と裏腹の人間、自分の宿命はしっている、しかし人を愛する心も忘れてはいない。

ジャックはクララと再会し再び恋に堕ちる。

とても静かな映画で、終始静寂したムードの中、物語は展開していきます。この映画は典型的なアクション映画と言えるほどの「アクションシーン」はありません。だからあなたがそのようなものを想像しているなら、あなたの期待に答えるようなことはないかもしれません。 静かなでストーリー自体はシンプルな物語です。

ジャックは雪原での銃撃の後、狙撃犯の車を奪いイタリアに向かう。そのイタリアでは暗殺組織のひとりであるパヴェルと接触し、自分が狙われた理由を尋ねるが… パヴェルはここイタリア(ローマ)では目立つ為、この町から離れることをジャックに助言する。そしてジャックは、田舎町であるカステル・デル・モンテに向かう。

この映画でのジャック(ジョージ・クルーニー)は、沈黙・無口・物静か、ダンディでクールな暗殺者です。映画の中では ” 懸垂をしたり、腕立て伏せをしたり、肉体の強さなどはアピールされているが、映画での各シーンでは、決してタフでハードボイルドっぽいところや、腕っぷしの強さなどが強調されているシーンはありません。すべてが緩やかに進行していく映画です。イタリアの美しい街並みが、そのゆったりとした映画の流れを、より心地よい流れにしているように見えます。

派手なアクション映画を期待していては、大いにしっぺ返しを食らう映画かもしれないが、この映画はそのような考えを一度頭から完全に除外し、見たほうがよい。映画の中での彼は、自分を狙い撃ちしてくる狙撃犯から身を隠しながらも、ある女性と恋を取り戻します。 元々黒い世界で生きてきて、今もない黒い世界で生きているジャックは、常に警戒心が強いです。いつ自分の身に危険が及ぶか、その瞬間はいつなのか。またその可能性があるのなら、それは今からどの位の時間が経過したときに、やってくるのか… ジャックは死と裏腹に生きている男なのです。そんなジャックは偶然再会し、恋心をもった女性(クララ)のことさえも疑いだします。それは暗殺者の本能かもしれません。

この映画はそんな裏の世界で生きる孤独な男が、カステル・デル・モンテという静かな町で、命の危険に晒されながらも、ひとりの女性との微かな恋愛感が表現されている映画です。
但し恋愛とか言ってもそれは大袈裟な「ラブロマンス」的なものは完全にはありません。そこは観点を変えてください。ジャックとクララは熱い情愛で結ばれているようにも見えはしません、それはとてもあっさりとしたものです。しかし、このあっさりとしたところがこの映画なのでしょう。 物語の流れと同じように、狙撃犯に応戦しながらの恋愛は、このような淡泊な感じが現実なのかもしれません。敵と激しい攻防を繰り広げながら、その壮絶なストーリーの中で、熱い情愛で結ばれる二人が、攻防戦に巻きこまれ、数々の危険に怯えながらも、難関を乗り越えていく… そんな筋書きがよくあるサスペンスアクション映画ですが、そんな映画とはサラサラ遠い内容のこの「ラスト・ターゲット」あなたがこの映画を見たら、どのような感想をもつのか、私はには分かりませんが… この映画は、ひとりのクールで孤独な暗殺稼業の男が、最期に辿るのは、このような終わり方なんだ… そんなメッセージを伝えているように思えます。散々銃撃戦を繰り返してきた男は最後を向かえるとき、それは意外と静かに幕を閉じる..そうなのかもしれません。

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派手なアクションを見せなくとも、充分に自分というものを表現できるジョージ・クルーニー。

この映画は決して興奮して見ないでください。物語のプロセスを追いながらじっくりと見てください。ジョージ・クルーニーはこの役にはぴったりの男だと思います。常に何かを考えている鋭い眼差し、しかしそれはどこか寂し気でもあります、暗い過去を背負った背中。彼は哀愁がたっぷりの男です。 この映画はスペンスやアクションというジャンルよりもドラマといったジャンルが適切だと思います。拳銃は多数出てくるものの。この映画での拳銃はオプションのようなものです。追われる一人の男、しかしそんな状況でさえ、男というものは女性を愛するという気持だけは変わりはしない… 暗殺者でも基本はひとりの男です。 いつ事故で死ぬか分からないカーレーサーではないですが、このクララもいつ死ぬか分からない、暗殺者ジャックと恋仲になったのもそれは宿命だったのかもしれません。この映画、この独特のある意味世界観が理解できればそれなりに楽しめる映画だと思います。確かに、見終わった後、心にずっしりと重く熱い想いが残るほどの映画ではありませんが、決して駄作ではないことは確かです。標的となる男を狙う狙撃犯、そして狙われるジャック。これはサスペンスアクションでは代名詞ですが、それを限りなくシンプルにまとめ上げた映画。それがこの「ラスト・ターゲット」です。

「ラスト・ターゲット」

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