火星にひとり残された男「オデッセイ 映画」(原題:The Martian)評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

火星にひとり残された男「オデッセイ 映画」(原題:The Martian)評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

オデッセイ 2015年(アメリカ)

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オデッセイ キャスト:
アレス3ミッションのクルー
マーク・ワトニー (Mark Watney) – マット・デイモン:
メリッサ・ルイス (Melissa Lewis) – ジェシカ・チャステイン
リック・マルティネス (Rick Martinez) – マイケル・ペーニャ:
ベス・ヨハンセン (Beth Johanssen) – ケイト・マーラ:
クリス・ベック (Chris Beck) – セバスチャン・スタン:
アレックス・フォーゲル (Alex Vogel) – アクセル・ヘニー:
テディ・サンダース (Theodore “Teddy” Sanders) – ジェフ・ダニエルズ:
ミッチ・ヘンダーソン (Mitch Henderson) – ショーン・ビーン):
ビンセント・カプーア (Vincent Kapoor) – キウェテル・イジョフォー
ブルース・ン (Bruce Ng) – ベネディクト・ウォン:。
ミンディ・パーク (Mindy Park) – マッケンジー・デイヴィス
リッチ・パーネル (Rich Purnell) – ドナルド・グローヴァー
グオ・ミン (Guo Ming, 郭明) – エディ・コー:
マイク・ワトキンス – エンゾ・シレンティ
ブレンダン・ハッチ – ジョナサン・アリス:
リョウコ – ナオミ・スコット
引用:ウィキペディア
海外の反応: IMDb 8.0 / ROTTEN TOMATES 91% liked it
bandicam-2016-10-19-05-17-41-836 マット・ディモン bandicam-2016-10-19-05-41-57-977 bandicam-2016-10-19-05-44-43-401
リドリー・スコット:監督 マット・ディモン
(マーク・ワトニー)
ジェシカ・チャステイン
(メリッサ・ウィルス)
マイケル・べーニャ
(リック・マルティネス)

火星にたった一人残された宇宙飛行士のSF大作映画「オデッセイ」


砂漠ならまだしもそこは想像もつかない火星だ。
オデッセイ(The Martian)2015年アメリカで制作されたSF映画。アンディ・ウィアーの小説「火星の人」が原作となっている。
火星に自分ひとり残されてしまうなどという、一般人であれば 99.99999% 一生涯に経験することは絶対的にないであろうという想像もつかない極限のSFサバイバル大作。

周りには当然ながら誰もいない、生物も存在してない、無論食料もない、水もない。

この映画 オデッセイの基本映画構成は、火星にたったひとり残された男、この極限の状況に追いやられてしまった マーク・ワトリーの救出劇だ。

筆者はこのパッケージに書かれている「火星にひとりに残されてしまった…」というワードになぜか妙に心を惹かれ この映画を鑑賞することにしました。

おそらく壮大なSF大作物を見れるだろうと…

物語は有人探査計画を行うアレス3が火星には探査中、突然の嵐に襲われる。
このときの暴風でマーク・ワトニーは死亡したと、他のクルー(宇宙飛行士)に判断された。そしてこのアレス3はこの突然の暴風を避けるために死んでしまったワトニーをやむなく そのまま置き去りにしてその場を飛び立った。

地上でもマーク・ワトニーは火星探査中に偶然の事故により死亡してしまったと発表された。

しかし、これは誤認であり、火星で死んだと言われていたワトニーまだ生きていた。

そうワトニーは死んではいなかったのだ。。。 そう、ワトニーは死んではいなかったのだ。この事実が判明したとき、死亡したであろうワトニーの救出に時間を費やすより、直ちにこの場から宇宙船を発射するべきと判断した指揮官であるメリッサは、「私が彼を置き去りにした..」と悔やんだ。

まだ火星に生存しているワトニー….

次の有人探査船アレス4が、この火星へと到着するのは4年後。この段階で彼に残された選択肢はこのままこの火星で後4年間生きていくということ。これはあまりにも酷な話だ。
しかし幸いにもマークは機内シェルターの中でマーズ・パスファインダーなるものを見つける。(このマーズ・パスファインダーとはアメリカ航空宇宙局NASAの探査機の総称。)
マークはこの探査機を使い なんとか地球との通信に成功した。
このマークとの通信が可能になったことにより、火星上でのマークの状況が具体的に分かるようになった。

そこで最高司令官のテディ・サンダースは、地球へ帰還中のアレス3のクルーたちをそのまま安全に帰還させるか、あるいは ” もう一度火星に戻ってマークを救うか ”の二者択一に迫られるが、長官はクルーたちを安全に帰還させることを選ぶ。 アレス3に乗員しているクルー達はこのテディ・サンダースの決断を聞き、乗員している仲間同士で議論するが全員一致でマークを助けるために火星へ戻るという結論になる。

ここからこの映画オデッセイの最大のストーリーの軸となる ”マーク・ワトニー ”救出へと展開していく。

冒頭で周りには当然食料も水もないと書いたが、ワトニーと同じように火星に取り残された機内には僅かな食料(じゃがいも、パンなど)(水)などは少量ではあるが確保してあった。

とはいえ地球から8000万キロも離れた火星。いずれ底をつくであろう水と食料、この絶対絶命の状況で必死にワトニーは生き延びようとする。

ただ、私はここでひとつ思うことそれは 自分がこの映画を見る前の予想は、火星に残された男が、もっとシリアスに死の直前まで追いやられ、それでも、最後の気力と体力を振り絞って懸命に生き抜くという…ある意味 逞しい男の姿・生存力などが見られるのかな・・・と….
そう思っていたのだが、実際は案外そうでもありません。

別にその部分をどうこう言うつもりはないが、個人的にはとことん手に汗を握る展開でもよかったのではないかと….

(ワトリー)は残された火星で畑を耕し作物を育てじゃがいもを食べたり、宇宙服を身にまとい貴重な酸素を確保し生き延びていく..

毎日のように機内に設置されたカメラに向かい、もし自分が死んでしまった時のために地球にいる仲間達に映像とメッセージを録画し続ける。

このときでも彼(ワトリー)は意外にひょうひょうとしているよう見えます。極端にいうとどこか呑気なような…

これはこれでいいのでしょうが、でも自分が言いたいのはここですよ、ココ。
この意見は千差万別だろうけど、こんなとき本当に死を覚悟して、刻々と自分の身に死が近づいてきいるという切なさと。更には絶望感、シリアス感が存分に伝わってきたら、私はこの映画にもっと更に感情移入できたのではないかと思う。火星にたったひとり残された男の運命を考えたら、普通の人間であれば、そう簡単に救出などできるわけないと思うし、出来たとしても、それは非常に難解であり困難なことであるはず、そう考えるはずだ。だから予想とは裏腹に、ワトリーが火星で呑気な生活をしているのは、「ああ元気そうでよかった」という見方もできれば、もっと過酷な状況のなかで、強靭な肉体で数々の試練や苦難を乗り越えていく様を見せてもらいたい、自分はそう願っていた。映画を見る前は。

簡単に言ってしまうと、この映画「オデッセイ」での一番見たいポイントはそれらの点であり、また最後に当然来るであろう劇的な救出劇だ。 でもこの映画で、火星にいるワトリーの姿を見ていると、なんか簡単に救出されそうな匂いをプンプン感じてしまう… なにせ本人が案外呑気だから。

仮にこの映画がそのような内容ではなく、もっ深刻にシリアスに絶望感丸出しに作られていたら、自分はもう180度見方が変わってきたと思います。
なんとか「彼(ワトリー)を助けて地球にもどしてあげたい」「どうしても助けてあげたい」そういう感情がここで一気に湧き上がってきて、ワトリー救出が見事に成功したとき、このときこそ感極まる一瞬ですよ。

そんな流れだったら、この映画「オデッセイ」は自分にとっても、もっともっと面白かったのかもしれない。そう思います。

まぁ でも確かに、絶対絶命の極限の状況に追いやられ、なんとか精神を正常に保とうという彼なりの行動の現れなのかもしれないが..
あるいは、きっと絶対自分を助けにこの火星まで戻ってきてくれるだろうという安堵感からなのかもしれない。

オデッセイはSF映画に普段馴染みがない方でも楽しめる映画

この映画オデッセイ・・SFとはいっても今まであまりSF映画を見たことがない方や普段あまりSFは…ちょっと..という方でも楽しめる作品であることは間違いないです。
ストーリーがなにも複雑でなく分かりやすいですから。

だからこの映画オデッセイは男性でも女性でも、SFに詳しくない方でもすんなり見れる内容だと思います。

必死に地球と通信をと続けるワトリー、地球にいる仲間のとの通信は全世界で配信されている。そう… ” 彼を火星から救出する ” ということに世界中皆釘づけだ。

地球上の多くの人間が、火星からワトリーが無事に生還してくれることを祈っている。その期待に応えるためにもワトリーは必死に生き地球へと生還しようと考える。

しかし、残念ながらこの物語には盛り上がり・山場というものがいまいち存在しない。火星で生き抜こうとるワトリーの心情や地球からなんとかして彼を救いに向かおうという 仲間達の心内は伝わってくるが…
それはいいのだが、なにかもっと一工夫・もっと更に踏み込んだ思いがいけない展開のようなものがあったら、この映画は更に見ごたえある仕上がりなったのではないか? とういう思いがどうしても残ってしまいます。

収録時間が2時間22分。割と長めの映画であるからして尚のことそのように感じてしまいます。

でもこれはあくまでも筆者個人の意見ですので。あなたはこの映画を見たらどのように感じるかは分かりません。

筆者はどうしても刺激を求めてしまうタイプなので、ハラハラドキドキ感と一気に感情移入できるような瞬間ないとなにか物足りなさを感じてしまうのです。あなたはどうでしょうか?

今日は見るぞ!とかというのではなく、いい意味で気楽に楽しむSF娯楽作品なのかもしれません。決してつまらない映画ではないので、あなたのその目で確かめる価値はあります。

 

 

 

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