深海ミステリー「パイオニア」映画(原題:Pionér)評価・レビュー・感想

深海ミステリー「パイオニア」映画(原題:Pionér)評価・レビュー・感想

パイオニア 映画

海底500メートルで何が起きたのか?兄の死に疑問を抱き、真相を究明し続ける弟。「海底ミステリー映画:パイオニア」

パイオニア(2013年 ノルウェー、ドイツ、スェーデン、フランス、フィンランド)
監督:エーリク・ショルビャルグ 出演:アクセル・ヘニー, ウェス・ベントリー, ステファニ・シグマン, ヨルゲン・ラングヘッレ, スティーブン・ラング

アクセル・ヘニー ウェス・ベントリー スティーブン・ラング ステファニ・シグマン
 アクセル・ヘニー
(ペッター)
 ウェス・ベントリー
(マイク)
 スティーブン・ラング(ジョン・フェリス)  ステファニ・シグマン
(マリア)

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 パイオニア管理人の評価

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80年代前半、石油ブームだったノルウェーでの話。政府は海底500メートルに石油パイプラインを開通プロジェクトを計画、このプロジェクトに抜擢されたペッターとクヌート兄弟。

が順調に進んでいると思われたその時、事件が起こる。海底でダイブ中の弟ペッターが突然を失い、ミスにより兄クヌートは命を落としてしまう。

兄クヌートの死因については、上層部から説明があったが、ペッターはその説明がどうしても納得できない。そして、自ら兄の本当の死因(真相)を調べ始めるというストーリー。

とりあえず、まずはじめに。筆者はこの神秘的なパッケージと「海底500mで何が起こったのか!?」という、とても興味深いキャッチフレーズに釣られ、「もしかしたらこれは面白いのでは…」と思い、とても期待感大で鑑賞しました。

筆者は洞窟とか深海とか、とにかく好きなんです。

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それはとても美しい深海の世界「パイオニア 映画」

パイオニア 映画
この映画「パイオニア」を見始めて、前半の部分、想像どおり画面には神秘的な海底の映像が映し出され、ペッターとクヌートが海底奥深くへと、ダイブしていくシーンを見ることになる。

これは予想どおり「面白そうな予感」…そう感じました。(その時点では)

この映画はそのとき起きた海底での兄の事故。これが映画の軸となるわけです。
つまり前述したとおり、兄の死に納得できない弟(ペッター)は、兄の本当の死因を自分なりに究明していくわけだが、その真相を探っていく過程では様々な憶測が飛び交い、真実の解明は困難極まりない問題と発展していく。
それは謎のベールに包まれたような状態になったこの事故に、ペッターは苦悩しはじめる。
そこはいい、それでいい。よくできた映画であれば、映画冒頭に謎の事件が起きて、それを解明するためにある人物が動き、すこしづつその謎ベールを?剥いでいく… これこそ見応えのあるサスペンス映画の王道的ストーリーだ。

そう。この映画、鑑賞前の印象とは違い、ほとんどミステリー映画です。それは分かっていると言われるかもしれないが、あまり前情報を得ないで見た筆者は、もっとパニック映画的な要素が絡んでいる映画だと思っていました。

でも、それならそれでよい。ならばそのつもりでと映画をずっと見たわけだが、冒頭の海底でのシーンである程度引きつけられるのはいいのだが、その後の”中弛み ”が結構退屈です。中弛みといっても海底のシーンから一旦遠ざかったから中弛みという意味ではなく、なんか状況がいまいち把握しずらく、だらだらと中盤地点が過ぎていくような感があります。
パイオニア 映画

兄の死の真相を解明する部分に時間をかけるのであれば、もっとその謎の部分を深く掘り下げていき、もっとミステリアスな内容したほうがいい。謎が謎を呼ぶというように、真相解明時に新たな謎が覆いかぶさるとか、新たな真実が見つかるとか…
そんな展開のほうがよりユーザーの心を掴めるはず。しかし、この映画「パイオニア」にはそれがない。だから中盤以降は”だらだら”感を拭えない。

それでなければ、もっと海底ダイブ中のシーンを濃くし、映画全体で占める割合を増やしたほうがバランスがいいと言うものだ。この映画を期待していみる方の中には、海底・深海でのミステリーという部分に興味をもって見ようとした方が多いと思う。

別に実際の内容がそれと異なっていても問題はないが(映画が予想外でも面白ければ)兄の海底での事故は冒頭のほんの一部であり、後の残りは只管真相解明に焦点が当てられている。
だから結局、この映画本来の見どころは真相解明(ミステリー)という部分だ、それは明らかに。

しかし、肝心のその部分が、ユーザーの関心を一気に掴み取るような深く・工夫された内容・構成になっていない為に、
結局中盤からは感情移入できない、感情移入する部分がない、という結論になってしまう。

内容はシリアスで現実感が漂って自分好みなのだが、何しろストーリーの詰めの甘さが目立つ作品。

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