血のバレンタインリメイク版「ブラッディ・バレンタイン」評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

血のバレンタインリメイク版「ブラッディ・バレンタイン」評価・レビュー・感想。「闇へ。。」

ブラッディ・バレンタイン

【ブラッディ・バレンタイン】バレンタインデーにガスマスクを被り、つるはしを持って、ある男が襲ってくるホラー映画。1981年のカナダ映画『血のバレンタイン』のリメイクである。

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ブラッディ・バレンタイン(原題:My Bloody Valentine) 2009年 アメリカ
監督:パトリック・ルシエ 出演:ジェンセン・アクレス, ジェイミー・キング, カー・スミス

パトリック・ルシエ ジェンセン・アクレス ジェイミー・キング カー・スミス
監督:
パトリック・ルシエ
ジェンセン・アクレス 
(トム・ハニガー)
ジェイミー・キング
(サラ・パーマー)
カー・スミス
(アクセル・パーマー)

ブラッディ・バレンタイン管理人の評価

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恐怖をソソルに相応しい音楽や効果音、演出効果はいいが、内容がそれに負けてしまっているホラー映画「ブラッディ・バレンタイン」

一連のあらすじはこうだ。

ある年のバレンタイン・デー。小さな炭鉱町「ハーモニー」で新人ではあるものの経営者の息子で炭鉱作業員であるトム・ハニガーが従業員たちの作業するトンネルの中で事故を誘引し、5人の死者を出してしまった。従業員の中の唯一の生存者ハリー・ウォーデンは昏睡状態に陥る。

だが、昏睡状態のまま1年後、突然ハリーが目を覚まし、彼はつるはしを使い住民を殺害してまわり、炭鉱へ逃げていった。この一連の殺戮をブラッディ・バレンタイン事件と呼ぶようになった。

その事件から10年後、筆頭株主となったトムが街に戻ってきて、炭鉱を完全閉鎖、売却すると宣言し、住民の反対を受けるのだが…。殺戮が再度始まり、ハリーが復活したと噂と事件は広がっていく。
引用:ウィキペディア

 

これもいかにもアメリカンホラー色がプンプンする映画、演出もモロアメリカン風です。アメリカよりも断然イギリス派の筆者は「どうかコテコテのアメリカンホラーで終わらないでくれよ…」そう願いながら見ていました。男が ” つるはし ” を持って追いかけてくるところや、家の中やお店でこのつるはし男に追い回されて、悲鳴をあげながら逃げまわるシーンは定番でお決まりだが、その辺はよかった。スプラッターシーンもそんなに凄くはないが、それが好きな方にはそこそこなのではないでしょうか。因みに自分はスプラッターなどほとんど興味がないので、それについては何も意見はありまんし、感じません。しかし敢えて言うなら、往々にしてモロスプラッターな感じの映画ってやはり米国に多い、スプラッターはグロいってだけで怖くはない、筆者がホラー映画に求めるのは、当たり前だが「怖さ」だ。だから怖くもなにもなく、ただグロいスプラッターシーンを露骨に見せられると、正直表示抜けしてしまうんです。ただ自分の場合、コテコテのアメリカンホラー映画が苦手なだけであって、アメリカホラーがまったく嫌いなわけではありません、もちろんアメリカのホラー映画でも秀作は沢山あります。

しかし、この映画はやはり全体の段取りが、ストーリーの運び方がホラー映画の神髄ではないように感じます。映画冒頭でいきなり登場し、姿を現す「つるはし殺〇鬼」 それはそれで意表をついていて別に問題はないが、じゃ 映画開始早々、この映画のある意味では、重要な役割を果たす「つるはし殺〇鬼」をしょっぱなに見せてしまって、その後の恐ろしさはどうやって視聴者に味合わせていく? 

そこが問題というか、この冒頭の時点では課題だ。別に映画ストーリーは様々あって、むしろ様々だからこそ、面白く映画を楽しめるのだが、こういったジェイソンのようなお面やマスクを被って襲ってくる、殺〇鬼
が登場する映画は、ジワジワと現れてくるか、或いはある程度最初のほうで、恐怖心を少しづつ煽っていって、いきなり「ウギャー!!!」というパターンのほうが、結局は怖くて面白いのだ。

まぁこれは一概には言えないかもしれないが、少なくとも自分はそう思います。 だから、この映画「ブラッディ・バレンタイン」は、最初でそのジワジワ感という要素がまったく通用しなくなった時点で、それからのストーリー展開の出来栄えこそが、この映画の真価を決めるポイントになるのではないか? そう思い、大いに期待大で見ました。

怖さたっぷりのBGMや、つるはし男が襲い・追いかけてくる様、シチュエーション、そして女の逃げ方・叫びかた、それらはいいのですが、ストーリーがいまいち恐怖心を煽るような進行になってないので、そんな「恐怖場面」があまり活きてません。この場面は怖いはずなのに、なぜかいまいち怖くない、そういったジレンマを抱えながら見る映画です。

この映画に、ひとつの謎がずっと、つきまとうのですが、それは最後に明らかになります。結局その謎が中盤から終盤にかけてのポイントにはなるのですが、しかしこの謎は映画を盛り上げるのに、それほどの効果は発していないように思えます。

見れなくはないのですが、ホラー映画の傑作とはほど遠い作品のように思います。

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