ボーン・アイデンティティー(原題:The Bourne Identity)マット・ディモン主演|CIAから命を狙われた元暗殺者。

ボーン・アイデンティティー(原題:The Bourne Identity)マット・ディモン主演|CIAから命を狙われた元暗殺者。
ボーン・アイデンティティー
The Bourne Identity

2002年アメリカ
ジェイソン・ボーン:マットディモン
マリー・クルーツ:フランカ・ポテンテ
アレクサンダー・コンクリン
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ジェイソン・ボーンが過去の自分を悟ったとき。

CIAの工作員に「ジェイソン・ボーン」は、命を狙われた。某国の政治家ヴォンボシの暗殺に失敗した彼は、口封じのために命を狙われることなったのだ。

この映画では冒頭シーンで、マルセイユ沖で漁船に助けられたところから始まります。彼はそのときほとんど記憶はない「記憶喪失」という状態だった。 記憶をほとんど失った男は自分が誰なのか、今までどのような行いをしてきたのかまるで覚えていない、そんなジレンマと戦いながらも、彼は薄々自分は只者ではないのでは…ということに薄っすらと気づき始めていく。

この映画は前半がとてもスリリングな展開で物語りは進んでいきます。ボーンは今自分が置かれている立場が明確のわかったとき、はっきりと応戦してくるCIAからの送られてくる暗殺者に立ち向かうことを決めた。映像を見ると、彼(ボーン)の身体能力は凄いものがあります。
それはCIAで鍛え抜かれたこそある強靭な肉体なのかもしれないが。 彼は皮膚に埋め込まれていたマイクロチップを元に、自分がCIAの暗殺者だったことを知る。 記憶が戻らなくも、彼の洞察力や判断力、相手を一瞬で薙ぎ倒す技と技術などは、元のまま健在であった。

筆者はこの「ボーン。アイデンティティー」で元々は仲間だったはずの組織(人間)から命を狙われる・追われるという、アメリカ政府の中央情報局CIAという機関の厳しくも冷酷なやり方にとても複雑な心境を感じながらこの映画を鑑賞しました。 彼(ボーン)を取り囲み命を狙ってくる人間は複数いるが、もちろんボーンはひとり。 この映画のいいところは、彼には仲間がいない一匹オオカミだというところです。映画の設定上それは当然かもしれないが、しかしボーンは、偶々ある場所で居合わせたひとりの女性とその後の行動を共にすることになります。

 

逃亡を続けるボーンの心の中の葛藤。

ボーンの記憶喪失。そしてボーンの素性。それらをすべて知った彼女(マリー)は臆することもなくボーンの見方につきます。 一匹オオカミでCIAと戦うボーンにはこのとき ” 良きパートナー ” ができました。追随してくるCIAの容赦しない攻撃を交わしながら行きずりのパートナー(マリー)と共にしていく。 この部分はこの映画「ボーンアイデンティティー」ぐっと面白くしている大きな要因のひとつです。 「いつか殺されるかもしれない・いつ攻撃をしかけてくるかもしれない・どこでどのような危険が待っているか分からない」このような緊迫した心理状態を一人の男と行きずりの女性が互いに共有しながら、逃亡を続けていく。 ふたりの心の中の葛藤の変化が映画ではよく表現されていいます。但し、ボーンは逃亡続けるだけではありません、彼には銃を持って攻撃してくる相手を倒す「能力と力」があります。それは映画のなかにふんだんにもりこまれた「アクションシーン」の中にあります。ボーンは肉体の強さだけでなく、銃さばき、そして確実に相手を仕留める銃の腕前、元CIAで鍛え抜かれたボーンは確かに強靭な男ですが、この映画では、そんな彼の強靭的な部分はあまり強調していません。これは大変いいことです。彼(ボーン)の物語の設定では、彼は暗殺される運命を背負ってしまった男です。 不運な宿命を背負った男はどんなに強くても、どこか寂し気でなければいけません。つまり強い男には女の支えが必要だったということです。ボーンは映画の中では良きパートナーであるマリーには決してやさしくばかりはしていませんが、それは当然のことです。「生きるか死ぬか」の瀬戸際に立たされた男には、もう世の中の常識など通用しません。彼が海で遭難してから行き着いたフランスの地、そこはもうボーンにとっては戦場です。 以前は仲間だったと言えども、多くの敵を迎えてしまったボーンに残されたただひとつの道は、「殺るか、殺られるか」ただそれだけなのです。 

自分の過去を顧みずにCIAに立ち向かうジェイソン・ボーン

この映画で貴方は、非常によくできた構成にプラスして、最高のカーアクションを見ることになるでしょう。カーアクションを最高と言ってしまえば、他にも類似したものがあるかもしれませんが、例えば「ワイルドスピード」など、しかし筆者が言っている最高のカーアクションというのは、そんな安易な意味の最高ではありません。孤独な状況に陥ってしまった一人の男スパイが、自分の命を守るためにもっているエネルギーをすべて吐き出していきます。この映画でのカーアクションは彼が「生き抜く」という強い想いが派手なアークションシーンとして再現されています。 アメリカCIAというあまりにも巨大な相手に、たったひとりで立ち向かうという一見ン無謀と言えるこの映画構成こそが、この映画の一番の軸であり魅力的なところです。
ボーンは自分の命を守るためには、相手を葬り去るしか方法がありません。一旦記憶をなくし、ある意味過去の人生をすべて捨ててしまったような状況に追いこまれたボーンが、過去の記憶をふっ飛ばし、勇敢にCIAと戦う姿は貴方にとってとても貴重な時間と価値を与えてくれるかと思います。

ボーン・アイデンティティー

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