パーカー映画(ジェイソン・ステイサム主演、クライムアクション)原題:PERKAER 感想・評価。

パーカー映画(ジェイソン・ステイサム主演、クライムアクション)原題:PERKAER 感想・評価。

ジェイソン・ステイサムの違った部分が見れる『パーカー』

『PERKER パーカー』
Credit Photo : imdb.com

いつものジェイソ・ステイサムであれば、悪の役を演じていても、どこかに正義なるものを感じるものです。この映画「パーカー」にしてもその正義みたいなものが、少しはあるのかもしれないが、それは本当に少しで、ジェイソンはこの映画で演じる役「パーカー」は所謂世間一般でいう悪人です。
だから、この映画「パーカー」は彼が出演する他のアクション映画とは、どこか違った彼の姿、そして演技が見れるかもしれません。

パーカーには、4人の仲間がいました。「メランダー、カールソン、ロス、ハードウィック」
悪事を働く者同士、彼らが犯すことが犯罪であっても、仲間という限り、それはそれなりに熱い「悪なりの絆」というものがあるはずです。 あるはずです、というか「あっても可笑しくはない」
こう表現したほうがしっくりくるでしょうか。 しかし絆もあれば鉄則もある。 この4人の仲間とパーカーは、決して固い絆では結ばれてはいません。 この5人の悪党達には所詮「悪なりの絆」もなく、あるいのは悪党達の鉄則だけです。これは日本の極道の世界でもほとんど同じでしょう。

この映画の核と部分は、この ” 鉄則 ” という部分です。彼らには彼らなりのルールがあり、それに反する者は容赦しない。 「汚い金しか奪わない、悪者しか殺さない、仕事は完璧に美しく」この考え方を最も大事にしてきたパーカーは、この物語り(一回目の強盗)が成功した後、他の仲間との間に大きな亀裂が入ってしまいます。強盗がいとも簡単に成功した他の仲間達は次なる金儲けに更なる欲を出してきます。  しかしそれをパーカーは拒否し分け前を要求する。 このときのパーカーの言い分と要求に腹を立てた他の仲間は、パーカーに瀕死の重傷を負わせ、そして逃亡を図る。

悪人を貫きとおする『パーカー』にはやるべきことがあった・

九死に一生を得たパーカーは、彼らを復讐するために後を追う。これは復讐とは言っても正義というものが根底にあっての復讐ではない。パーカーこそ強盗犯であるから、犯罪者が犯罪者を復讐というものだ。 正義と貫く為の復讐もあれば、このような悪人同士の中でも復讐というものは存在する、これはまぁ 当然と言えば当然と言えるかもしれない。

復讐という言葉だけ聞けば、それは無意識に美化してみたくなる傾向が、我々にはあるかもしれないが、この映画ではパーカーは最後まで悪人です。 美化とは呼べない「復讐劇」これは仲間割れからおきた ” いざこざ ” のようなものであるから、最も醜い争いだと言えるのかもしれない。 この部分が今までのジェイソンとはちょっと一味違う部分です。 トランスポターでもヤバい物を運ぶ「運び屋」であるが、それはある意味、相手もヤバい人間だが、人助けには間違い。 悪のようだが、そこまで悪の色に完璧には染まってはいないというような、悪をちょっとばかりオブラートで包んだ役が、多かったジェイソンだが、今回は違います。

相変らず不死身の肉体という部分では、いつもとなんら変わらないが、パーカーの目的は「復讐」であって、その次にくるものは強奪した金である。 映画一連の流れで普通に悪党を演じきるジェイソンはいつもの印象とは少しばかり違います。 だから、筆者はなんかいい意味なのか、どうか判断しかねるが、少しばかり違和感を抱えながらこの映画を鑑賞しました。
パーカーは復讐を決行するために裏切った仲間の後を追う、そして仲間のアジトへ忍び込み、入念にあらゆる箇所に仕掛けをつくる。
このパーカーには途中偶然出会ったレスリーという女性がいました。 パーカーはこのレスリーの協力もあり、復讐を着実に実行していこうとします。 よくあるパターンかもしれないが瀕死の重傷を負い、一匹狼で立ち上がろうとする男の影で支えてくれる女性の存在は、映画をより見応えあるものへとしてくれ、また映画に深みを出す大きな要因ともなります。

金だけがものを言うギャングの世界、それをストレートに表現。

悪が悪を貫き通す、その過程で約束を裏切り、欲望に暴走した仲間に対する逆襲というものがあったとしても、この映画は他のジェイソン出演の映画ように、悪人でありながらも最後は「悪人が湾曲した形で正義のような姿」になり、そして終わる。という映画ではありません。 しかし、そこがこの映画のポイントであると思います。人によってはそこにもどかしさを感じる人もいるのかもしれませんが、それはおそらく「ジェイソン・ステイサム」の映画の見すぎのせいでしょう。
パーカーの計画に加勢し協力した女性(ジェニファー・ロペス)も結局は金に目が眩んだ女です。

この映画は日本の極道社会。仲間意識云々よりも「いくら儲けたか」そこだけに注力し、他の心情などは完全に無視したマフィア・ギャングの血生臭い部分をストレートに描写した作品と言えるのかもしれません。

ストーリーこそ、その基本構成はシンプルであり、細かく複雑な人間関係などはほとんど絡んでこないこの「パーカー」 そう言った意味でも少し物足りなさ感も残るかもしれないが、一見の価値はあります。

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